キッチンの可動棚をDIYしよう!かんたん上手に作るコツを紹介

キッチンの可動棚をDIYしよう!かんたん上手に作るコツを紹介

収納力の高いキッチンは料理もしやすく、整理整頓された作業スペースになります。調味料や調理器具など必要なものをすぐに取り出すことができるため、時間を効率よく使うこともできるでしょう。しかし、キッチンに十分な収納スペースがなく悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

収納力のあるキッチンを手に入れるには、壁をうまく活用すると効果的です。可動棚であれば自在に棚の位置を変えられ、簡単に自分で取り付けもできます。そこでこの記事では、キッチンの可動棚をDIYする方法、可動棚を設置するメリットについてご紹介します。

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キッチンの可動棚をDIYするのに必要な材料・道具

キッチンの可動棚をDIYするのに必要な材料・道具

キッチンの可動棚をDIYすると決めたら、必要な材料や道具をそろえることから始めましょう。DIY初心者の場合、棚柱タイプがおすすめです。必要な材料や道具がどこで買えるか、何に使うか、値段、選ぶコツは何かを知っておくとよいでしょう。ここからは、おすすめの商品もご紹介しながら解説していきます。

棚柱(サポート)

まず、基礎部分となる「棚柱(サポート)」を用意しましょう。棚柱は、高さ、幅を調節する役割があります。使いたい場所のサイズに合わせて、棚柱の長さや本数を決めましょう。

棚柱はさまざまなメーカーから発売されており、ネットショップやホームセンターでも購入できるアイテムですが、SSシステム-シューノ-であればパーツの種類も豊富で用途に合うものを選ぶことが容易です。

SSシステム-シューノ-の棚柱「SS2-SSF-11」では、専用ビスである「サポートタッピングビス」を使用します。「SS0-ST1820」「SS0-ST-P」など数種類ラインナップしていますので、棚柱の長さや、下地の厚みに合わせて選びましょう。

(参考:『SS2-SSF-11』
(参考:『SS0-ST1820』『SS0-ST-P』)

棚受け(ブラケット)

棚受け(ブラケット)もネットショップやホームセンターで購入できる材料です。棚柱(サポート)にあいている穴に棚受けを差し込み、棚板を支える役割があります。

一般的には、棚板に載せるものの重量や棚板のサイズによって棚受けの設置を工夫しなければなりません。しかし、SSシステム-シューノ-の棚受けはロック式抜け止め機能が付いているため、安全性に優れています。

(参考:『SS2-WOB-C』)

棚板

棚受け(ブラケット)まで設置したら、モノを置く土台となる棚板を準備しましょう。棚板もネットショップやホームセンターなどで販売しています。必要なサイズにカットしますが、家にノコギリなどカットする工具がない場合はホームセンターのカットサービスを利用するとよいでしょう。

SSシステム(ブラケット)の棚板「SS0-WS300」は、奥行き300mm、「SS0-WS450」は、奥行き450mmまで対応しています。前面はエッジテープが付いているため、剥き出しの側面が気になる方も安心です。カラーバリエーションは、ホワイト、アッシュ、ブライト、ダークグレーがあります。部屋のインテリアに合わせて選べます。

(参考:『SS0-WS300』『SS0-WS450』)

工具各種

DIYで可動棚を作るとなれば、いくつか基本的な工具をそろえる必要があります。そろえておきたい工具は下地センサー、水平器、メジャー、電動ドライバーです。どれもホームセンターで購入できます。

下地センサーは、壁の内部に下地があるかセンサーで確認する道具です。ビスがしっかり固定できるところに棚を設置しないと、破損・崩壊などの重大な事故に至るおそれがありますので、下地のチェックは大切です。初心者にはどこに柱があるのか判断が難しいので、下地センサーを用意しておくとよいでしょう。

また、ビスの固定は手回しのドライバーはおすすめしません。電動ドライバーでないとしっかり固定できないためです。

可動棚の取り付け方

可動棚の取り付け方

可動棚をDIYする材料や道具がそろったところで、いよいよ可動棚の取り付けに入ります。DIY初心者の場合、すべての工程に時間がかかってしまいがちです。たっぷり時間を確保したうえで、可動棚の取り付けを行うと焦る必要がないのでミスを減らせます。取り付け手順と合わせて、手順ごとのコツについてもご紹介しましょう。

1.採寸

まずは、可動棚を設置したい場所のサイズを測ることから始めます。設置する場所の空間を測ったら、可動棚のデザインを紙に書き出してみましょう。

可動棚のデザインを鮮明にしておけば、必要な棚板のサイズや材質、棚受け(ブラケット)の個数も無駄なくそろえられます。デザインができあがったら、どのようなものを置くのかを考え、耐荷重を計算して設計する必要があります。

2.壁の下地を確認

次に、壁の下地があるかどうか下地センサーを使って確認します。どこに可動棚を設置するか設置場所を明確に決めておきましょう。壁に下地がないと可動棚を固定することができないので、壁の下地を確認する作業は大切です。

下地センサーはセンサータイプと針タイプ、どちらか使いやすいほうを使って作業しましょう。センサータイプは、壁をスキャンして下地があるか確認します。下地を検知したら電子音や光を点灯して知らせる仕組みなので初心者も使いやすいタイプです。

針タイプは、壁に針を刺して下地があるかどうか確認します。壁に下地がない場合は、針が壁奥まで進むので下地の有無が感触的に分かりやすくなっています。一方で、壁に下地がある場合は、壁に刺すと針が止まります。側面にある目盛りを見て、壁の厚さを測定することも可能です。

3.取り付け位置に印を付ける

下地センサーで下地があるか確認したら、棚柱(サポート)の取り付け位置に印をつけましょう。直接壁に書き込むのに抵抗がある方は、マスキングテープを使用して印を付けるとよいでしょう。

下地センサーのセンサータイプを使えば、下地の木材の幅も正確に調べられるので取り付け位置に正確性が出ます。棚柱を3本使う場合は、3カ所に印を付けるようにしましょう。

4.ビスで棚柱を設置

取り付け位置を参考にしながら、ドライバードリルを使って棚柱(サポート)を設置します。棚受け(ブラケット)をはめる穴が均等に空いていますので、棚柱を平行に、そして高さをそろえて設置してください。棚が水平に設置できなくなったり、上の方と下の方で横方向の寸法が違うと棚の高さ替えができなくなりますので、「水平・垂直」を必ず守って設置してください。※特に位置決めの作業は慎重に!ビスの打ち直しをする必要がないようにしましょう。

棚柱を平行に取り付けるには、水平かどうかを測定するメジャーや水平器があると便利です。棚柱を3本平行に取り付けることで、安定性の高い可動棚の軸を作ることができます。メジャーや水平器を使うときは、棚柱にぴったり合わせて測定するようにしましょう。

5.棚受け(ブラケット)を設置

棚柱(サポート)を設置したら、棚受け(ブラケット)をはめ込む作業に移ります。棚板一段に対して2つ3つの棚受けを取り付けましょう。設置後に載せる重量によって、棚を支えるアームである棚受けの個数を増やします。

棚受けは、ツメ部分を設置したい棚柱の穴に差し込みます。棚受けを同じ高さに設置しなければ、棚板を水平にすることはできません。そのため、棚柱は水平に棚受けをはめ込む箇所を間違えないように、差し込んだ後に、少し離れて高さが合っているか確認をしましょう。

6.棚板を乗せる

ブラケットをレールに設置したら、仕上げに棚板を載せましょう。レールを水平に取り付けていれば棚板を載せても斜めにならず、仕上がりもきれいです。レールが水平になっていない場合は、棚板がガタつくこともあるので、棚柱の位置を直してビスの打ち直しをしましょう。

水平かどうかをチェックするには、水平機を使うと便利です。位置が確定したら、ズレないようにブラケットにしっかり固定しましょう。

棚板をきれいに塗装するコツ

棚板をきれいに塗装するコツ

ホームセンターなどで購入した棚板は塗装せずにそのまま使うのもよいですが、塗装すればよりおしゃれな見た目に変えられるのが魅力です。DIY初心者の場合は、棚板の塗装が上手くいかず悩む方もいるでしょう。棚板をムラなくきれいに塗装するコツを知っておくと、可動棚の仕上がりもワンランクアップします。ここからは、おすすめ商品と塗装のコツをご紹介しましょう。

おすすめは「ブライワックス」

少ない手間で棚板をきれいに塗装したい方には「ブライワックス」がおすすめです。「ブライワックス」はイギリスで誕生したワックスで、着色だけでなく仕上げも同時に行うことができます。世界的にも名の知れたワックスで、DIYするときなど手軽に使用できるのが強みです。

棚板に塗るだけで、木目を生かしたアンティーク感あふれる仕上がりに様変わりします。可動棚などの棚板はもちろん、ちょっとした木材でできた雑貨もデザインを変えて楽しむことも可能です。木材の見た目を楽しみたいという方には、ぴったりの商品だといえるでしょう。

使い方は簡単です。木材の上にスポンジを使って伸ばすだけで木材に着色ができます。難しいことは何もないので、DIY初心者の方も安心して使用できておすすめです。ただし、「ブライワックス」は水と熱に強くないので注意しましょう。水を直接かけるのはもちろん、水拭きもしないほうが木材も傷めることなく長く使用できます。

(参考:『BRIWAX(ブライワックス)』

塗る前に表面をヤスリにかける

「ブライワックス」を塗る前にやっておくべきことがひとつあります。それは、木材の面取りです。面取りとは、木材にある角を落とすことをいいます。木材の角が気になる部分にヤスリをあてて、角を丸くしましょう。角を丸くすれば怪我のリスクが軽減します。仕上がりにこだわらない場合は、ヤスリはかけなくても問題ありません。

購入したばかりの木材の表面には、油分や塵などがたくさん付着しています。そのため、面取りをしないまま「ブライワックス」を使用すると十分に着色できず、色が木材に染み込みにくいこともあるので注意しましょう。

また、仕上がりにムラが出やすくなります。見た目重視できれいに仕上げるためには、ヤスリで木材の面取りをするステップは省かないようにしましょう。

スチールウールや布で塗布

「ブライワックス」は、塗る量によって仕上がりに大きな差が出ます。そのため、塗る量はすべて統一するようにしましょう。量が違えば色の濃さや色合いも違ってきます。DIY感を出したい場合はそれが味になりますが、きれいに仕上げたい場合は素人感がにじみ出てしまうので注意が必要です。

「ブライワックス」を使用するときは、スチールウールや布を使用するとよいでしょう。細かい素材ではなく繊維が粗い素材は、「ブライワックス」を塗り込むにはおすすめです。木材の木目に合わせて決まった量を塗るのがきれいに仕上げるコツなので、覚えておきましょう。

厚塗りしてしまうと、最後に乾拭きするときに大変になります。薄すぎて塗り足ししすぎると厚塗りになってしまうので気をつけましょう。

最後に布で乾拭きする

仕上げとして、布切れであるウエスを使用して最後に布で乾拭きします。ウエスは古いTシャツなどのハギレを使用するのもよいですし、ホームセンターなどで購入するのもよいでしょう。木材の木目に沿って布で乾拭きするのがコツです。

前のステップで「ブライワックス」を木材に着色したときと同様に、同じ要領で行いましょう。乾拭きをしっかりしておくことで、木材にツヤをもたせることができます。

棚板の上に置く鍋やフライパンに色移りしないためには、このステップをしっかり行いましょう。お気に入りのアイテムに「ブライワックス」の色がついてしまうと落ち込むものです。色移りを落とすのは大変だといえるでしょう。初めから予防策として、しっかり木材の乾拭きは行うことが大切です。

キッチンに可動棚を設置するメリット

キッチンに可動棚を設置するメリット

キッチンはものが増えやすく、いつも整理整頓しておくのが難しいスペースです。キッチンに可動棚を設置すればスペースを有効活用できたり、ものの出し入れがしやすくなったりします。可動棚を設置することで得られるメリットはたくさんあります。ここからは、具体的にどのようなメリットがあるのか詳しくご紹介しましょう。

限られたスペースを有効活用できる

キッチンスペースは限られています。限られたひとつの空間を有効活用できるのが可動棚の魅力です。可動棚は壁面スペースがあれば、必要に応じて収納性を高めることができます。収納の仕方によっては、魅せる収納を楽しむこともできるでしょう。

「ちょうどよいサイズのラックが見つからない」「壁面を活用した収納がしたい」という方には、可動棚の取り入れをおすすめします。可動棚はデザインもシンプルなので、キッチンのインテリアを崩す心配もありません。

モノの出し入れがしやすい

可動棚は、キッチンを使う人の動線や収納するもののサイズに合わせてデザインできます。そのため、モノの出し入れもしやすくなり無駄がありません。実用性重視で収納棚を使いたい方にはぴったりです。

暮らしているうちに必要だと感じた場所に増設できる可動棚は、設置後はさまざまなモノを収納して活用できるため高い満足度が期待できます。また、子どもの手が届く範囲に合わせたり、高齢者の身体能力に合わせたりと、柔軟にアレンジできるのも魅力ポイントです。

置くものが変わったときに高さを変えられる

鍋やフライパンは、使用感や家族の増減で新しいものを買ったり買い替えたりが多いアイテムです。調味料もサイズがさまざまで、どこに収納すればよいか迷っている方もいるでしょう。

可動棚は、置くものが変わったときに高さを変えられるので便利です。固定棚の場合は高さを変えることができないため、利便性はよいとはいえません。可動棚のように購入後に棚の高さを変えられれば、そのときの用途に合わせて自由に使えるため長期的に使ってもストレスになりにくいでしょう。

まとめ

まとめ

キッチンに可動棚を設置することで、キッチンスペースを快適な空間に変えることができます。壁面を活用した収納は、新たに家具を買い足す必要がなく、キッチンスペースに圧迫感を与えません。

可動棚を自由にレイアウトして、より収納性の高いキッチンスペースを確保するにはSSシステム-シューノ-を利用するのがよいでしょう。棚板を支える部分にロック式抜け止め機能を採用しているため、利便性だけでなく安全性の高い可動棚をキッチンに導入できるのも魅力です。

可動棚を設置したいと思っている方や、キッチンに収納が欲しい方は、ぜひSSシステム-シューノ-の可動棚を検討してみてください。SSシステム-シューノ-なら、さまざまなレイアウト例もご用意しています。女性でも簡単に設置できますので、SSシステム-シューノ-で作業しやすいキッチンスペースを実現させてみてはいかがでしょうか。

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