可動棚に使う棚柱(サポート)とは?使い方やDIYの実例を紹介します

可動棚に使う棚柱(サポート)とは?使い方やDIYの実例を紹介します

棚柱(たなばしら)は、可動棚を設置するために必要なパーツのひとつです。棚柱を使えば、業者に依頼せずにDIYでも棚を設置できますが、使い方や取り付け方法を理解していない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、棚柱の基本的な概要と使い方を詳しく解説します。メリットをあわせて知ることで、棚柱を使った可動棚の柔軟さに魅力を感じることでしょう。後半では棚柱を利用して可動棚をレイアウトしたDIY実例もピックアップします。素敵な空間づくりの参考にしてみてください。

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可動棚の棚柱(サポート)とは一体?

可動棚の棚柱(サポート)とは一体?

可動棚をDIYする方や、棚柱の購入を予定している方はまず棚柱の概要を理解しておきましょう。棚柱以外にもさまざまな呼び方があるため、いくつか押さえておくと商品を探す際にも役立ちます。また、棚の設置で重要なパーツである点も理解しておきましょう。可動棚の棚柱について基本的な定義を解説します。

棚柱(サポート)の特徴

棚柱(サポート)は、細い柱の各所に穴があいている構造が一般的です。棚を設置するために使用するパーツで、棚柱を壁に取り付けてから棚を追加します。棚に対応する棚受け(ブラケット)やハンガーパイプセットはメーカーごとに異なるため、一式すべて同じメーカー・サイズで揃えましょう。

穴のあいた棚柱を利用すると、穴のある位置であれば棚を自由に設置できます。最初に棚の位置を決めなくてよいため棚に置くものに合わせてレイアウトの変更ができ、長期的に活用しやすい道具といえます。

棚柱の呼び方

棚柱は、その名のとおり「棚を取り付けるための柱」という意味をもっています。棚柱以外にもさまざまな呼び方がありますが、以下はどれも棚柱と同じパーツを指します。

・チャンネルサポート
・棚受けレール
・ガチャ柱
・ガチャレール

それぞれに由来のある呼び方ですが、棚柱の種類によって変わるものではありません。店舗やサイトで商品を探す際は、棚柱に加え上記の名前に注目すると目当てのものが見つかりやすくなるでしょう。

可動棚の棚柱(サポート)を利用するメリット

可動棚の棚柱(サポート)を利用するメリット

棚柱(サポート)を利用して可動棚を設置することで、デッドスペースを有効活用できます。棚を置きたい場所の広さに合わせて設置できますが、メリットはこれだけではありません。棚柱ならではの魅力を押さえてDIYをはじめてみましょう。可動棚の棚柱を利用して得られるメリットを3つのポイントに分けてご紹介します。

デッドスペースを有効的に利用できる

棚柱(サポート)は、小さな部品を用いて棚を直接取り付ける仕組みです。部屋に設置されている家具と家具の間にある空間や、ちょっとした壁のデッドスペースにも設置できます。家具のように外寸を考慮する必要がないため、希望の大きさに揃えやすい点もメリットです。

デッドスペースは部屋のいたるところに点在しているものです。デスク横やクローゼットなど「ここにものが置けたら……」と考えたことがある方もいるでしょう。棚柱はこのような悩みを解決する糸口になってくれる道具です。

棚の幅や長さの調節ができる

棚柱(サポート)には多数の種類があり、商品によって穴の数や棚柱自体の長さが異なります。天井ちかくまで棚を設置したいのであれば、長いタイプを取り付けたり複数個並べたりすることで好きな高さに設置可能です。

棚受け(ブラケット)の位置を調整すると、棚ひとつひとつの位置も変更できます。不要になった棚は取り外すことも可能です。特定のスペースに限られず自由なレイアウトを実現できる点は、棚柱ならではのメリットといえます。

材料を揃えやすい

棚柱(サポート)が購入できる場所は、ホームセンターや家具店などです。取り扱い店舗は比較的多く、大型のホームセンターであれば長さや種類も豊富に揃っています。可動棚を設置するために必要な部品も同じ場所で入手できる可能性が高いため、材料を揃えやすい点もメリットのひとつといえるでしょう。

材料ひとつの販売価格は安価なものも多く、大きな家具を購入するよりはコストを抑えることができるでしょう。価格の幅が広いため商品によって高額なケースもありますが、金銭的な負担を軽減しやすい点は魅力的です。

可動棚の棚柱(サポート)の値段は?

棚柱(サポート)の販売価格は、本体の素材やサイズによって異なります。耐荷重が大きいものは乗せるものの幅も広がるため高額になりやすいと考えたほうがよいでしょう。複数の要素で値段が決まる点を理解することが大切です。

相場といえる数字はないものの、安価であればひとつ数百円の価格帯でも購入できます。サイズは20センチメートル程度のものから100センチメートル以上まで選択可能です。価格に加え、サイズや耐荷重もしっかりチェックしておきましょう。

棚柱(サポート)を使った棚の取り付け方法

棚柱(サポート)を使った棚の取り付け方法

希望の場所に棚柱(サポート)を設置するためには、具体的な取り付け方法を把握しなければなりません。難しく感じる方もいるかもしれませんが、必要な作業は5段階です。DIYの経験がない方や細かい作業が苦手な方でも、簡単に取り組めるため挑戦してみましょう。採寸から設置完了までを詳しく解説します。

1.採寸をする

棚柱(サポート)を取り付ける前には採寸が必要です。棚を設置したい場所を決め、棚板を置くために必要なスペースを明確にしましょう。高さ・幅・奥行の3つを測ります。奥行は棚板のサイズを決める際に重要なポイントです。

クローゼットのように奥行が制限される場所でなければ、幅と高さを優先にスペースを決めても問題ありません。ただし、奥行が大きすぎると想像以上に圧迫感を増す可能性がある点に注意しましょう。

2.下地を確認する

可動棚システムを設置するためには、棚柱(サポート)を壁に取り付けなければいけません。取り付けられる場所は

  1. ①合板下地(ベニヤ合板など)が入っている壁(フリーに自由な位置に取付可能)
  2. ②合板下地が入っていない場合は間柱・芯柱のある位置に限定

となります。

石膏ボード部分に棚柱を取り付けてしまうと、ビスが効かず棚柱が壁から抜け落ちてしまいます。石膏ボードだけしかない位置への取り付けは絶対にしてはいけません。

3.ビスで取り付ける

下地の位置が確認できたあとは、棚柱(サポート)とビス・電動ドライバーを用意して実際に取り付けていきます。棚柱が斜めになると棚板を水平に設置できないため慎重に進めましょう。マスキングテープのような、はがしやすく壁にのりが残りにくい道具を使うこともおすすめです。

ひとりで作業せず、二人以上で、棚柱を押さえてもらいつつビス止めしましょう。一度打ち込んだネジを外すと穴があくため、可能な限りやり直しが発生しないよう固定しておくと安心です。

4.棚板を乗せる

棚柱(サポート)を必要な数のビスで取り付けたあとは棚受け(ブラケット)を追加します。棚板を置くために台のような役割を担うパーツです。棚受けは棚柱の穴に対応したものでなければ取り付けられないため、材料を揃える際に確認しておきましょう。

棚板は、乗せるのみのタイプであれば種類を問いません。本体の材質や色が複数選べるため好みの商品を探しておくとよいでしょう。レイアウトを決め、ブラケットに棚を載せると可動棚の完成です。

可動棚の棚柱(サポート)を使ったDIYの実例

可動棚の棚柱(サポート)を使ったDIYの実例

これから可動棚の取り付けを予定している場合は「実際にどのような例があるのか」と気になる方もいるでしょう。キッチンや洗面所・作業スペースまで必要な道具と壁があればどこでも設置できます。レイアウトの参考にするためにも実例をチェックしておきましょう。棚柱(サポート)を利用して可動棚を取り付けたDIY実例を5つご紹介します。

キッチンの収納用に

キッチンのデッドスペースに棚柱(サポート)を取り付けた実例です。可動棚には食器棚に入らないお皿や使用頻度の高い用品を置き、見せる収納としてレイアウトします。キッチンスペースが狭い場合でも挑戦できる方法です。

火元の近くでもあるキッチンでは、ものを多量にぶら下げたり布製品を並べたりできません。洗い場の上には棚のような家具を置きにくいため、デッドスペースに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

壁に棚柱を取り付ける可動棚であれば、狭い空間にも収納スペースを実現できます。キッチン台の上に並べるしかなかった食器やコーヒーサーバーなど、軽量なものであれば並べて収納が可能です。30センチメートル角程度の寂しい空間も、華やかな印象に変わるでしょう。

洗面所の収納用に

洗面台や洗濯機といった用品とともに、洗面所の中に可動棚を取り付けた実例です。洗濯洗剤のストックやタオル類を収納します。ほかの収納用品と組み合わせ、見えてもよいものと見られたくないものを分別できる点も特徴的です。

棚柱(サポート)を膝の高さより上の位置で取り付けることで、足元の空間にすっきりとした印象を与えます。身につけるものを扱う場所でもあるため、下に置いた物にほこりがたまりにくい点も魅力といえるでしょう。

洗濯機の近くに取り付けると、日々の家事作業で感じるストレスの軽減にもつながります。好みの場所に物を置くことで、作業しやすい動線を確保できるためです。洗濯機や洗面台上のデッドスペースも有効活用できます。

ウォークインクローゼットに

ウォークインクローゼット内全体に棚柱(サポート)を設置し、衣類や靴を保管できるようレイアウトした実例です。すでに取り付けられていた棚やハンガーラックに加えて可動棚を設置します。ウォークインクローゼットは普段人に見せる場所ではありませんが、見せる収納として目で楽しめることも魅力です。

ハンガーラックに衣類をかけると下の部分にデッドスペースが発生しやすくなります。このような場所に棚柱を取り付けると、衣類の大きさに合わせて可動棚の設置が可能です。取り付けた棚にはバッグや靴といった小物の保管場所としても有効でしょう。

大きな荷物を保管したいときには、棚板を取り外すだけでスペースを確保できます。ウォークインクローゼットの広いスペースだけでなく、一般的なクローゼットをDIYしたい方にもおすすめの方法です。

作業スペース用に

棚柱(サポート)を用いた可動棚の活用方法は、食器やバッグの置き場所としてのみではありません。棚板をデスクの天板に見立てることで作業スペースにもなります。大型のデスクを置く余裕がない方や、一時的に作業スペースを確保したい方も参考にできる実例です。

棚柱と棚板以外に別途デスクチェアがあれば作業スペースが実現します。天板以外のレイアウトも自由に調整でき、コピー機や本といった用品を並べることも可能です。希望のサイズに対応する材料を用意するとイメージどおりの空間をつくれるでしょう。

作業しやすいデスクの大きさや高さは、体の大きさによっても異なります。合わないと感じたらすぐに調整できるため、子どもの勉強机として活用することもおすすめです。

ディスプレイ用に

設置した可動棚にフィギュアやぬいぐるみを並べるだけで、おしゃれなディスプレイスペースが実現します。デッドスペースになりやすい天井近くの空間を活用した実例です。コレクションが好きな方や、写真を飾りたい方にも適したレイアウトといえるでしょう。

置きたいものの大きさが変わると同時に位置を変更できる点は可動棚ならではの魅力です。スペースを増やしたい場合は、同じ棚柱(サポート)と棚板を組み合わせることで統一感が生まれます。

「天井から50センチメートルの範囲に飾りたい」「壁の中央に写真を立てかけたい」など、部屋の状況と飾るものに合わせて自由な取り付けが可能です。コレクションが好きな方は、実例を参考にしてDIYに挑戦してみましょう。

可動棚の設置ならSSシステム-シューノ-がおすすめ!

棚柱(サポート)を用いた可動棚の設置を検討している方は、Safety(安全性)とSatisfaction(満足)を掲げるSSシステム-シューノ-にお任せください。棚柱をはじめとするパーツを組み合わせ、スペースと収納したいものに合わせた収納システムを強みとしています。

自由なレイアウトのみならず、安全性を確保した商品をご提供することが私たちの取り組みです。高い耐荷重性能を実現するために研究と実験を重ねてきました。最大100キログラムの重量に耐えるパーツを展開していることもひとつの強みです。

安全性を高める目的で「スイッチロック」という機能も採用しています。ブラケットすべてに標準で装備しており、棚やハンガーパイプセットが外れて落下する事がありません。

まとめ

まとめ

可動棚を設置する際には、棚柱(サポート)を活用すると簡単に取り付けられます。店舗のディスプレイとしてや、家のデッドスペースを有効活用するためにも便利な方法です。材料も安価で揃えやすいため、余った空間が気になる方は挑戦してみましょう。

実際に可動棚を取り付けた実例をチェックしてみることもおすすめです。何もないスペースにイメージを膨らませることが苦手な方は、置きたいものから決めることもひとつの方法です。棚柱や可動棚の購入を検討している方は、ぜひこの機会にSSシステム-シューノ-をご検討ください。

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