飲食店・小売店のコロナ対策!店舗内の仕切りやポスターで感染対策をしよう

2020.09.19緊急事態への対策
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感染の終息が未だ見えない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。店舗経営者や責任者の方々も、店舗においてさまざまな感染対策を実施されていることと思います。

そこで今回は、レストランや居酒屋などの飲食店や、スーパーやアパレル店、雑貨店などの小売店で実施すべき新型コロナウイルスの感染対策をまとめました。自店舗の対策が万全かどうか、改めて確認してみてください。

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための基本

従業員の体調管理の徹底

店舗での感染拡大を防ぐためにまず重要なのは、従業員が新型コロナウイルスを店内に持ち込まないことです。そのためには出勤前の検温と報告を義務づける、発熱や咳などの症状が出ているときは出勤停止とする、といった対応を徹底することが大切です。

そのほか、正しい手の洗い方を改めて情報共有するなどして、衛生意識を高めることも硬貨があります。

 

来店客に消毒・マスク着用をお願いする

来店客の方々に対しても、ウイルスを店内に持ち込むのを防ぐため、入店時に手指の消毒やマスク着用をお願いしましょう。マスクを着けていない方に対しては、店舗側で用意しているマスクを有償譲渡するか、入店をお断りするようにします。

 

テーブルや買い物かごの消毒を行う

飲食店ならお客様のテーブルや椅子、メニュー、小売店なら買い物かごやショッピングカートなどは、お客様の使用後にその都度消毒するようにします。ドアノブや手すり、ショーケースなどのお客様がよく触れる箇所についても、時間を決めて定期的に消毒をしましょう。

 

定期的に換気をする

換気の悪い密閉空間では、感染リスクが高まるとされています。店内にウイルスが留まるのを避けるため、ドアや窓を定期的に開放したり、換気設備を稼働させたりして換気を行いましょう。なお、開放するドアや窓は1つでは不十分です。2方向のドアや窓を開け、店内の空気が外へ出ていくように対策しましょう。

また、できれば密閉空間である喫煙室は使用禁止とし、封鎖したほうが良いでしょう。

 

飲食店・小売店で実施したいコロナ対策

 

仕切り(パーテーション・ビニールカーテン)の設置

来店客と対面で会話をすることになるレジカウンターやカウンターテーブルなどには、パーテーションやビニールカーテンを設置します。各テーブルにもお客様とお客様の間にパーテーションなどを設置し、飛沫が飛ばないよう空間を仕切ります。

仕切りは透明の素材のものにすると、圧迫感がなく会話に支障が出ないため受け入れられやすいです。

 

キャッシュトレーでの金銭授受

レジでのお会計で注意したいのが、現金の受け渡し時の接触です。紙幣を受け取ったりおつりの硬貨をお渡ししたりする際、手渡しだとどうしてもお客様と手と手が触れてしまいます。双方の感染リスクを高めてしまいますので、会計時はキャッシュトレー(コイントレー)の上に現金やカードなどを載せてもらい、おつり等の返却時もキャッシュトレーの上に載せ、お客様自身で取っていただくようにします。

 

キャッシュレス決済の推奨

キャッシュトレーでの金銭授受を徹底しても、紙幣や硬貨を介しての接触感染リスクはまだ残ります。リスクを少しでも低減するため、非接触型のキャッシュレス決済の利用を推奨することをおすすめします。

QRコード決済やICカード決済であれば、お客様が端末にスマホやカードをかざすだけでお会計が完了します。レジ業務の負担軽減や金銭授受のミス防止にもつながるため、キャッシュレス決済端末をレジに導入していない場合は、積極的に導入しましょう。

 

ソーシャルディスタンスの確保

お客様の列ができやすいレジ前には、床にフロアサイン(ステッカー)を貼るなどしてソーシャルディスタンスの確保を意識づけます。

客席もテーブルを間引いて、席同士の間隔を空けて配置します。椅子の移動ができないタイプのカウンター席の場合、1席ずつ明けて席案内するなどしましょう。

 

空気清浄機の設置

ドアや窓を開けての換気が難しい場合や、個室など空気が溜まりやすい空間がある場合には、空気清浄機の設置を検討するのが良いでしょう。

 

テイクアウト・宅配の実施

飲食店では、店内飲食を控えたいお客様のためにテイクアウトや宅配(デリバリー)を実施しましょう。人気のアラカルトメニューのほか、お弁当や丼ものなどニーズの高いメニューを取り揃えるのがおすすめです。

ただし、これまで店内飲食のみで営業を行っていた場合、保健所への届け出が必要になる場合もあります。管轄の保健所に問い合わせをしてからテイクアウト営業を開始することをおすすめします。

 

テイクアウト販売をする場合は、より衛生面に注意が必要です。お客様は買ったその場で食べるわけではないためです。食中毒の発生を防ぐため、食事に菌が付着しないよう細心の注意を払った上で、できるだけ早めにお召し上がりいただくようお客様へ伝えましょう。

また、テイクアウトの容器に注意が必要です。容器を持ったお客様がやけどをしたり、汁漏れして衣服を汚したりといったトラブルを起こすことのないよう、しっかりした容器を選んでください。

 

ポスターの掲示

ここまでご紹介してきたような感染対策をどれだけしっかり行っていても、お店に入る前のお客様には伝わりません。店内で実施しているコロナ対策をポスターにまとめ、通行人の目に入るように掲示することで、安心してご来店いただくことができます。

また、店舗の入り口付近にも、消毒やソーシャルディスタンスの協力を来店客の皆様にお願いするポスターを貼るのも良いでしょう。

 

感染拡大防止の他に店舗で気をつけたいこと

空き巣・強盗対策もしっかりと

コロナ渦では、感染対策以外にも空き巣や強盗被害への対策も行いたいところです。

緊急事態宣言が発令された4月、全国各地の飲食店から空き巣被害が報告されました。空き巣被害の多くは、早朝や深夜にドアをガスバーナーで焼き切る、ガラス戸を叩き割るなどして店の中に侵入し、現金や業務用のパソコン、防犯カメラなどの機器を盗むといった手口です。時短営業や営業自粛により店内に従業員がいない可能性が高いことに目をつけ、飲食店に狙いを定めたと見られています。

 

緊急事態宣言解除後も、感染拡大防止のため都道府県などから時短営業要請が出たり、従業員や来店客の中に感染者が出たために臨時休業をしたりといったケースは起こりえます。また、経済状況の悪化などにより、今後空き巣や強盗などの犯罪件数が増えるという見方もあります。

防犯フィルムを貼ったり侵入センサーを取り付けたりといった防犯対策や、現金や高価な機器などを店内に置きっぱなしにしないなどの安全管理を徹底していきましょう。

 

おわりに

今回は、レストランやカフェなどの飲食店や、スーパー、アパレル店などの小売店で実施したい新型コロナウイルス感染症対策についてまとめました。

新型コロナウイルス感染症は飛沫感染と接触感染によって感染が広がるとされているため、消毒や換気を実施し、人同士の接触機会の低減などを図ることが大切です。

パーテーションの設置や従業員による消毒の徹底などを怠っていると感染拡大につながるだけでなく「あの店はコロナ対策をきちんとしていないから来店を控えよう」と考えるお客様も出てきます。店舗としての信用を失うことにもなりかねません。

できる限りの感染対策を行い、お客様に安心してお買い物やお食事を楽しんでいただける店舗づくりをしていきましょう。

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タグ : 飲食店 対策 店舗 コロナ
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