油断は禁物!スーパーで起こる子供の事故まとめ

2019.03.04子どもを事故から守るために
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スーパーで起こる子供の事故子供を持つママ、パパにとって、子供を連れてのお買い物は日常の出来事です。とはいえ、子供をお店に連れて行った際に、どれくらい子供に注意を払っているでしょうか。ついお買い物に夢中になって、子供から目を離してしまう瞬間も多いのではないでしょうか。
子供にとって、いつものお店はまるで庭のようなもの。ママ、パパがお買い物をしている間、つい1人で店内をうろついたり走り回ったりしてしまいがちですが、陳列棚や台などさまざまなものが置いてあるスーパーには危険がいっぱい。ちょっとした不注意で、事故が起きてしまうものです。

スーパーの売場で起こる子供の事故とは?

スーパーの売場でどのような事故が発生しているのかまず、スーパーの売場でどのような事故が発生しているのかをご紹介します。

売場内で転んでしまう「転倒事故」

お店の売場で起こる子供の事故として多いのが「転倒事故」です。まだ歩くのに慣れていない小さな乳幼児はもちろん、小学生以上の子供であっても店内で転倒してしまう事故は非常に多くなっています。

「店内で走り回っていて転んでしまう」というケースがほとんどですが、「商品ディスプレイの棚に引っかかって転んでしまった」「雨の日で床が濡れていて滑って転んでしまった」といったケースもあるため、その日のスーパーの状態にも注意を払うことが大切です。

棚や台などのディスプレイにぶつかってしまう「衝突事故」

「衝突事故」の件数も非常に多くなっています。お店には多くのディスプレイの陳列棚や台が並べられており、それらに衝突したり引っかかったりして怪我をしてしまうケースも。子供の頭に尖った棚や台の角が当たったり、子供の目の高さにフックが存在したりする場合もあり、非常に危険です。

「よそ見をしていて棚の金具にぶつかり、目のすぐ近くを切ってしまった」「商品ディスプレイの棚近くで転んで起き上がったときに頭をぶつけた」など、陳列棚や台などの商品ディスプレイに衝突して怪我をするケースもあります。

お買い物カートからの「転落事故」

転倒事故や衝突事故を防ぐため、子供を座らせる椅子がついたお買い物カートを利用することも多いと思いますが、この子供用お買い物カートからの「転落事故」も発生しています。子供の身長よりも高い位置から落下した場合、重症を負うことも多いため注意が必要な事故です。

また、お買い物カートに関する事故は、転落事故だけではありません。カートごと横倒しになるなどの転倒事故や、カートごとディスプレイにぶつかる衝突事故なども起こっています。どちらも大きな怪我につながる可能性があるほか、ディスプレイに衝突して破損した場合は損害賠償を請求される可能性も。

スーパーの売場で起こった子供の事故事例

スーパーの売場で起こった子供の事故事例では、具体的にはどのような状況で事故が起きているのでしょうか。
ここでは、スーパーの売場で子供が事故にあうのを防ぐため、実際に起こった事故の事例をご紹介します。日頃のお買い物中に似たシチュエーションが発生していないかどうか、チェックしてみてくださいね。

【事故事例1】製氷機の近くで転倒し、腕を骨折した事故

7歳男児が保護者とお買い物をしている途中、売場内に設置されていた製氷機の近くで転倒。腕を骨折し、全治1カ月以上と診断されました。
製氷機付近の床が濡れていたことが、転倒の原因ではないかと見られます。

【事故事例2】棚に衝突し、顔に切り傷を負った事故

棚に衝突し、顔に切り傷を負った事故4歳の女児が売場内を走り回っていたところ、商品の陳列棚に衝突。棚に眼の下をぶつけ、全治1~2週間程度の切り傷を負いました。
直接の原因は子供が走り回っていたことにありますが、棚の配置や鋭利な部分を保護していなかったことなど、お店側の管理にも問題があったといえるでしょう。

【事故事例3】棚にぶつかり、頭を打撲した事故

1歳の女児が保護者とスーパーの売場内を歩いていたときに、商品の陳列棚に頭をぶつけて怪我をしました。
ちょうど頭と同じ高さに棚があったことから、設置場所に問題があったのではないかと思われます。

【事故事例4】カートから転落し、後頭部を打撲した事故

1歳の女児をお買い物カートの座席に乗せていたところ、カートから転落。後頭部を打撲しました。
意識はあり、すぐに声を上げて泣いたためそのまま帰宅しましたが、吐き気が続いていたため病院を受診。CTを撮ったところ後頭蓋骨の急性硬膜外血腫が見つかり、救急搬送されました。

【事故事例5】子供が乗ったカートが転倒し、親指を骨折した事故

2歳の男児がお買い物カートに乗った状態で、保護者と共にレジの順番待ちの列に並んでいたところ、ショッピングカートが転倒。男児は床に転がり落ちました。
右手親指から出血があったため、救急車を呼んで病院へ。親指は骨折し、爪は剥離していたため、そのまま手術を受け、入院となりました。

事故が起こってしまう原因は?

事故が起こってしまう原因は?

boy with a wound on his finger

スーパーの売場内での子供の事故が起きる原因は、大きく分けて2つに分類されます。

1つは、客側の過失です。子供が売場内を走り回ってしまったり、カートに乗せる際にシートベルトのバックルを締めていなかったりしていると、危険な事故につながることがあります。
もう1つは、店舗側の安全管理不足です。
陳列棚などのディスプレイの配置に問題がある場合や、床が水濡れしているにも関わらず清掃がされていない場合などに、子供の転倒・衝突事故が起こりやすくなります。

専用カートの利用など、できる限りの安全対策を

専用カートの利用など、できる限りの安全対策を転倒事故、衝突事故、転落事故のほかにも、「自動ドアに指を挟まれた」「陳列棚の角度が変えられる商品ディスプレイに手を挟んだ」といった「はさまれ事故」や、「陳列棚の上から商品が落ちてきた」といった「落下物事故」も多く、ヒヤリとする程度のことから大きな怪我をする事故まで、お店の店内での事故にはさまざまなものがあります。

こうした店内での事故を防ぐためには、子供から目を離さないことが大切です。とはいえ、子供はなかなか大人しくしていないもの。ある程度子供が成長するまでは、子供が座れる専用カートを利用するか子供と手をつないで歩く、もしくは抱っこ紐で抱っこやおんぶをするようにしましょう。カートを利用する場合は、月齢に合ったカートを選び、しっかりとシートベルトを締めて利用してください。

また、陳列棚や台など子供にとって危険な場所に気をつけるといった対策も重要です。
子供の目線の高さに陳列棚のフックがあるなど、お店側に改善すべき点がある場合には、そうした声を伝えるために「お客様の声」などを利用することもまた、危険を減らすという点で効果的であるといえます。

まとめ

今回は、スーパーで起こる子供の事故についてまとめました。
スーパーの売場内のディスプレイ配置や床の状態などは、日によって異なります。いつも行っているお店だからといって、油断は禁物です。
まだ自分で危険を察知することが難しい乳幼児や、走り回るのが大好きな活発なお子さんなどと一緒にお買い物へ行く際は、目を離さないよう十分注意してあげてくださいね。

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タグ : 落下 子ども 売場 ショッピングカート 転倒 事故対策
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