ベビーカーでコンビニはNG?子どもと一緒に狭いお店に入るときの注意点

2019.10.14買い物中の事故・災害
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雑貨屋で買い物する女性
土日や祝日に、子どもと一緒に買い物に出掛ける方は多いのではないでしょうか。大型店舗のような広い店舗もありますが、買い物に出掛ける店舗はそのような場所ばかりではありません。

なかには、コンビニのような小さな店舗や、棚がところ狭しと並べられているような通路が狭い店舗も。そんな店舗に子どもと出掛ける際には、注意が必要です。

特に、ベビーカーでコンビニなどの狭いお店に入ることにためらいを感じる方は多いことでしょう。

狭い店舗や商品がたくさん並んでいる店舗に子ども連れで買い物に出掛ける際、事故を未然に防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。

狭いお店はなぜ危険?

店内を通行するベビーカー
まずは、狭いお店に子どもと一緒に入るとどんな危険が予想されるのかを考えていきましょう。

子どもが怪我をする

店内が狭く、棚と棚の位置が近接しているような店舗では、子どもが商品を触って落下させてしまったり、他の方や棚にぶつかってしまったりして怪我をする確率が高くなってしまいます。

瓶のお酒などを販売しているお店などでは、思わぬ大怪我につながることも考えられます。

他の買い物客に怪我をさせてしまう

子ども本人だけでなく、店内のお買い物客の方に怪我をさせてしまう可能性もあります。子どもがぶつかるだけでなく、ベビーカーで人の足をひいてしまうケースもあるため、ベビーカーの取り回しにも十分な注意が必要です。

通路をふさいでしまう

ベビーカーでお店の中を通ったり、子どもと手をつないで歩いたりしていると、どうしても通路をふさいでしまうことがあります。通路が狭いお店だと、他のお買い物客の方やスタッフの方の通行を阻んでしまうことも。

周りの方の迷惑になるだけでなく、無理に通ろうとされて子どもが怪我をしたり、通れないことに逆上した人から罵声を浴びせられたりすることも考えられます。

商品を汚損してしまう

子どもが走り回って陳列棚に衝突し、商品が床に落ちて割れたり壊れたりしてしまう恐れがあります。また、ベビーカーに乗っていた赤ちゃんが知らぬ間に商品を手に取り、よだれで汚してしまうといったケースも想定されます。

このような場合は、汚損した商品の買い取りや弁償が必要になってしまいます。

ベビーカーでコンビニなどの狭いお店に入るのはNG?

コンビニ店内
上記の通り、狭いお店へのベビーカー入店は、他の方の迷惑になったり怪我をさせてしまったりする危険性があります。では、ベビーカーでコンビニなどの狭いお店に入るのはいけないことなのでしょうか?

「通路が狭いためベビーカーでの入店はお断りしております」などの貼り紙がない限りは、入店してはいけないということはありません。ベビーカーが通れる通路幅であれば、ベビーカーのままで入店して大丈夫でしょう。

ただし、「混雑する時間帯の入店は避ける」「狭い通路で長時間立ち止まらない」などの最低限のマナーには注意しましょう。万が一周囲の方にぶつかってしまったときは、すぐに謝り怪我をしていないか尋ねます。

自分自身も他のお買い物客の方も含め、安全に楽しくお買い物ができるよう心がけることが大切です。

狭いお店での事故事例

膝を怪我をした子供
狭いお店の中ではどのような事故が起きているのでしょうか。

子どもが転倒して怪我をした事例

通路が狭い店内でお買い物中に、子どもが転倒。転倒した際に品出し用のプラスチックコンテナが近くにあり、子どもがコンテナに顔をぶつけてしまったため、鼻血が出るなどの怪我をしました。

狭いお店では品出し用のコンテナやカートなどが通路をふさいでいることがよくあり、広いお店以上に接触の危険があります。普通に転んだだけならすり傷程度で済むところが、大怪我につながる可能性があることはリスクといえるでしょう。

ベビーカーで怪我をさせてしまった事例

子どもを乗せたベビーカーを押してお買い物をしていたところ、他のお買い物客の方に衝突。相手が足の悪い方だったこともありその場で転倒され、頭部を強打する怪我を負わせてしまった事故事例もあります。

狭い店内ではベビーカーでの衝突リスクも高くなります。普段以上にベビーカーの取り回しに気をつけなくてはなりません。

まずはお店に行く前に、子どもと話し合いましょう

子供と話すママ
お店に行く前は、事故予防のために、子どもと店内での過ごし方のルールを決めておきましょう。

店内で子どもに徹底させたいことは、「商品に触らないこと」と「走り回らないこと」です。この2つの約束を守れないと、自分が怪我をしたり他の人に迷惑をかけてしまったりすることを、子どもにも伝わる言葉で丁寧に説明をしましょう。「約束が守れたら好きなお菓子を1つ買ってあげる」などの交換条件をつけるのも効果的です。

子どもが買い物中にはしゃいでしまう理由

お店の広さに関わらず、買い物に出掛けた際に商品に触ってしまったり、走り回ってしまったりする子どもは多いですよね。でも、そもそも、なぜそのような行動を取るのでしょう。

その理由はふたつあります。

ひとつめは、好奇心。どんな店舗も、子どもにとってはちょっとしたテーマパークなのです。子どもには目に見えるすべてが新鮮なものに映っています。だからこそ、ついつい手が伸びてしまったり、楽しくなって走ってしまったりするのです。

ふたつめは、子どものなかに「親の買い物に付き合ってあげている」という感覚があるということ。子どもは、おもちゃ売場など以外に行くときは「親の買い物に付き合ってあげている」という感覚なのです。

「付き合わされている」というのは、子どもにとってもつまらないもの。だからこそ、興味のある商品に触ろうとしたり、楽しいものを探そうと走り回ったりしてしまうのです。

親ができる、店内での工夫

子供を抱っこするパパ
子どもと一緒に狭いお店でお買い物をする際、事故を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、親の心がけひとつでできる工夫をご紹介します。

ゲーム感覚で買い物のお手伝いをしてもらう

上記でご紹介したような子どもの考えを理解したうえで、「商品に触ろうとしないこと」と「走り回らないこと」を守ってもらうには、子どもの好奇心を満たすことが大切です。また、子どもに買い物に主体的になってもらう必要もあります。

たとえば、「ママがお願いしたものを取ってくれたら、あなたの勝ち!」「商品に触ったり、走ったりしたらあなたの負けね。」とゲームのように伝えてみましょう。そうすることで、子どもが主体的に買い物に参加している状況になり、店内での子どもの事故を予防することができます。

自分の荷物を最小限にしておく

事前準備として、親自身の荷物を少なくしておくことも重要です。大きなリュックを背負って狭いお店に入ると、気づかないうちにリュックが棚や商品に当たってしまうこともあります。狭いお店で買い物をするときは、財布や携帯電話などの貴重品はしっかりと携帯し、その他の荷物を少なくしておきましょう。

荷物を減らせば、自分自身の荷物や体が棚や商品にぶつかる可能性を低くすることができます。さらに、身軽になれば動きやすくなるので、子どもの行動を引き止めやすくなり、事故の予防につながります。

小さな子供は抱っこして入店する

棚に商品がところ狭しと並べられているような狭い店舗では、商品や棚が子どもの目の高さと同じ位置にあることが多いため、事故につながる可能性が高くなります。

商品や棚での事故を予防するためにも、狭い店内に入る際には手をつないで一緒に歩くよりも、なるべく抱っこをして入りましょう。子どもの年齢によっては、抱っこひもを持ち歩くことをおすすめします。

ベビーカーを使用している方は、狭い店舗では店員に預かってもらうか、外に置いておくようにするとよいでしょう。

まとめ

以上のように、狭い店舗に子どもと買い物に出掛ける際には、出掛ける前から事故を予防することを考えて行動する必要があります。ベビーカーでコンビニに入ることはできますが、通路をふさいだり他のお買い物客の方にぶつかったりしないよう、十分注意しましょう。

紹介した内容を参考に、事故を予防して子どもとの安全な買い物を楽しんでください。

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タグ : 子ども 事故 防止 対策 店舗 注意点
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