落ちない!割れない!地震に強い売場作りのポイント

2016.04.01緊急事態への対策
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地震そのものを防ぐことはできなくても、地震による被害を最小限に抑えることはできます。地震発生時の棚の落下、ガラス割れなどを防ぎ、地震に強い売場を作ることが大切です。

陳列棚の落下を防ぐ

壁面にブラケット(棚受け)やシャフトを取り付け、棚板を載せて作った陳列棚は、地震発生時に落下する危険があります。きちんとブラケットやシャフトを支柱に差し込んでいても、地震の揺れによって抜け落ちたり、跳ね上がったりする恐れがあるからです。地震による陳列棚の落下を防ぐには、次のような安全対策パーツが効果的です。

【ブラケット抜け止めパーツ】
ブラケットと支柱の接続部分に装着して、ブラケットがスリットから抜け落ちたり、跳ね上がったりするのを防止します。

【棚押さえパーツ】
ブラケット、シャフト、ダボなどに載せた棚板を、上から挟みこむように固定して、棚板の跳ね上がりを防止するパーツです。ガラス棚板専用のガラス押さえもあります。ガラス棚板は落下すると割れる恐れもあるので、安全対策が特に重要です。

【抜け止め付きブラケット】
支柱との接続部に自動ロック式の抜け止めが付いたブラケットです。スリットに差し込むと自動でロックがかかり、抜け落ちを防止します。

ガラスの割れを防ぐ

ガラス製の陳列棚は、「透明なので商品の色を邪魔しない」「開放感があって売場が広く見える」「高級感がある」などのメリットがあります。ですが、万が一ガラス棚が落下すると、割れてガラス片が飛び散る恐れがあります。そのため、地震に備えて安全対策をしておくことが大切です。
ガラスの落下を防止する方法の1つとして、上記のように、ガラス押さえパーツを使って固定することが挙げられます。そのほか、次のような対策を合わせるとさらに安全性が高まります。

【開き止めバー(補強バー)】
ブラケットを用いた陳列棚は、2本のブラケットを支柱に差し込んで腕を作り、その上に棚板を載せる形が基本。ですが、それだけではブラケットが徐々に開いて、棚板を支えきれなくなる恐れがあります。そこで、2本の腕の間にバーを渡してブラケットが開くのを防止する安全対策パーツとして、開き止めバーが用いられます。
ガラス棚を開き止めバーで固定すると、ブラケットが開くことによる落下が防げます。また、揺れやたわみを抑える効果もあり、棚全体の強度が高まるので、地震発生時にも強いガラス棚となります。

【飛散防止フィルム】
ガラス棚板に飛散防止フィルムを貼っておけば、もしも地震発生時に落下してガラスが割れても、破片が飛び散りにくくなります。

地震はいつ起こるかわかりません。売場のディスプレイを見直し、地震が発生したらどのような被害が起こるかを考え、しっかり対策を行いましょう。

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タグ : 落下 陳列棚 売場 事故対策 地震
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