子供乗せ自転車はいつからOK?子供乗せ自転車の選び方をチェックしよう

2020.12.24子どもを事故から守るために
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赤ちゃんから子供へと成長すると、抱っこひもなどでの移動が大変になってきます。自転車のチャイルドシートに乗せて移動したい、と考えるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。

ただ、一人目のお子さんの場合は、ほとんどの方が子供乗せ自転車の購入も未経験。いつごろから自転車に乗せて良いのか、どんな自転車が良いのかなどが分からず、自転車の購入に踏み切れない方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで今回は、いつから子供乗せ自転車に乗せられるのかといった疑問へのお答えや、子供乗せ自転車の選び方などをご紹介します。これから子供乗せ自転車を買おうとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

子供乗せ自転車が役立つシーン

子供乗せ自転車は、子供と一緒におでかけするシーンで大活躍。抱っこひもやベビーカーでの移動よりも身体的負担が低く、行動範囲をぐんと広げられます。特に、車の運転免許を持っていないお父さんお母さんにとっては、子供乗せ自転車は育児の必須アイテムといえるでしょう。

自転車なら、歩きでは行けなかったちょっと遠くのスーパーやショッピングモールにも足を伸ばせます。荷物を載せるかごも付ければ、たくさんお買い物をしても大丈夫。

近所の公園に子供が飽きてしまったら、少し離れた公園に子供を連れていくことができます。他にも、保育園や幼稚園の登園時や病院の受診時などにも役立ちます。

 

子供乗せ自転車に乗せられるのはいつから?

お子さんがいるご家庭で大活躍の子供乗せ自転車。では、子供が何歳になったら乗せることができるのでしょうか。

 

法律では「何歳からOK」という決まりはない

道路交通法では基本的には自転車の2人乗りは禁止されていますが、子供を乗せる場合は一定条件のもと、同乗が認められています。

 

一般自転車:16歳以上の大人が乳幼児座席に6歳未満の子を1人同乗させることが可能です。また、おんぶひもを付けて乳幼児1人まで乗せられます。

幼児2人同乗自転車:子供を2人まで(おんぶ含め)同乗させることができます。

 

このほか、どちらの場合でも乳幼児座席の設置と、ヘルメットの着用が定められています。

このように道路交通法の規制では、6歳未満までという制限や人数の制限などは決まっていますが、何歳からという規制はありません。

 

チャイルドシートのタイプによって推奨年齢が異なる

自転車のチャイルドシート(子供を乗せる座席)には、必ず推奨年齢が設定されています。お子さんの年齢に合った子供乗せ自転車・チャイルドシートを選びましょう。

推奨年齢は取り扱い説明書のほか、チャイルドシート本体のラベルなどに表示されています。リサイクルショップで購入したりお下がりでいただいたりした中古の子供乗せ自転車・チャイルドシートでラベルが剥がれていたり字が消えたりしていて推奨年齢が確認できない場合も、インターネットで型番を検索するなどして必ず推奨年齢を確認しましょう。

子供乗せ自転車には、前乗せタイプと後ろ乗せタイプの2つの種類があり、チャイルドシートのタイプによって推奨年齢が異なります。

 

前乗せタイプ:1歳~4歳未満

後ろ乗せタイプ:1~6歳まで(2歳以上推奨)

 

この推奨年齢はあくまでも目安のため、自転車のメーカーや製品によって推奨年齢が異なる場合もあります。必ず製品の表示を確認してくださいね。

 

子供乗せ自転車の種類

子供乗せ自転車には、いくつか種類があります。価格も異なるため、性能や用途、使用頻度によって選ぶことをおすすめします。ここでは、子供乗せ自転車の種類をご紹介します。

 

電動アシスト機能付きの自転車

自転車に子供を乗せるとなると、1人で乗るときよりもバランスを取るのが難しくなります。子供の動きや強風などで、バランスを崩してしまうことも。子供が2人いる場合は特に総重量も重くなるため、子供を乗せて自転車を走らせることは大変です。

電動アシスト機能が付いている自転車なら、きつい坂道やこぎ出しをサポートしてくれるため、お母さんの負担を減らしてくれます。長距離を走っても疲れにくいため行動範囲が広がるのも、電動アシスト機能付き自転車のメリットです。

 

電動なし自転車

一般的な自転車です。電動アシスト機能が付いていないため、購入費用が抑えられるというメリットがあります。ただし、子供を乗せたままの長距離移動や坂道での走行が厳しいことも。近場でしか利用しない場合や、坂が少ない地域にお住まいの場合は、電動なしでも大丈夫だといえるでしょう。

 

子供乗せ自転車(電動なし)の選び方のポイント

電動なしでも、最近の子供乗せ自転車はパワフルなものが増えてきています。電動なしの自転車は、電動アシスト付きの自転車に比べて、費用を抑えることができることがメリットです。

 

1.チャイルドシートのタイプ(前乗せ・後ろ乗せ)

1歳頃から乗せたい、子供の様子が見えたほうが良いという場合は、前乗せタイプがおすすめです。

ただし、前乗せタイプは4歳までしか乗せられません。また、お子さんの体が大きめの場合は、2~3歳でも身長・体重の上限に達して前乗せのチャイルドシートに乗せられなくなる可能性もあります。6歳になるまで長く使いたいという場合は、お子さんが2歳頃になるまで待って後ろ乗せタイプを購入するのが良いでしょう。

 

2.タイヤの大きさ

子供乗せ用の自転車は、タイヤが小さい「小径タイヤ」のものが増えています。小径タイヤは、タイヤが小さい分だけ車高が低くなっているので、お子さんを乗せやすいのがメリットです。また、重心が低くなるので安定感があるともいわれています。

 

3.安全性

大切な子供を乗せる自転車ですから、安全性のチェックは欠かせません。

BAAマークは、安全項目をクリアした自転車のみに付いているマークです。他にも、製品の安全基準であるSGや日本工業規格のJISなどといった安全基準があります。子供乗せに限らず、自転車を購入する際はこれらの安全基準マークがあるかどうかチェックしておきましょう。

また、子供を乗せたり降ろしたりするときに自転車が倒れやすくなるため、スタンドの安定性にも注目しておくと良いでしょう。ハンドルロック機能も付いていると安心です。

 

子供乗せ電動アシスト自転車の選び方のポイント

きつい坂道や、長距離移動をサポートしてくれる電動アシスト自転車。次に、子供乗せ電動アシスト自転車の選び方を見ていきましょう。

 

基本的な選び方は、電動なしと一緒

チャイルドシートの選び方、安全性に関するマークの表示や機能など、基本的な選び方のポイントは電動なしの自転車と一緒です。子供の年齢や利用頻度などに合わせて選びましょう。

 

用途に合わせてバッテリーの容量を決定する

電動アシスト付き自転車の特徴でもあるのが、電動で走るためのバッテリーがそなわっていることです。ここは、電動アシスト付きの自転車を購入する場合、特にチェックしておきたいポイントです。

毎日の通園で使うなど、利用頻度が多いと想定している場合は、バッテリー容量が大きい電動アシスト自転車を選ぶのをおすすめします。容量が大きければ、長距離を走っても途中でバッテリーが切れてしまう不安も減ります。バッテリーの取り外しも大変なので、少しでも長距離を走る機会があれば、バッテリー容量が大きいものを選ぶようにしましょう。

電動アシスト付きの自転車は、12~16Ahのバッテリーを搭載したものがほとんど。12Ahは走行可能距離が40~70kmで、充電頻度は月に1~3回といわれています。16Ahの場合、走行距離は60~96kmで充電頻度は月に1~2回となっています。

 

充電が切れた場合の動きもチェックを

走行をサポートしてくれる電動アシスト自転車ですが、充電切れになることも。自転車の機種によっては充電が切れた場合、普段とのギャップと車体・バッテリーの重さが相まって、走行が大変になるものもあります。

充電切れでもペダルが重くならないもの(ペダルのセンサーが非接触式のもの)や、充電切れの警告が何段階かに分けてしっかり出るものを選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

今回は子供乗せ自転車について詳しくご紹介しました。

道路交通法では、自転車のチャイルドシートに子供を乗せるのは6歳未満までと規制されていますが、いくつからという規制はありません。一般的には1歳から利用可能です。自転車やチャイルドシートの種類によっては推奨年齢が異なる場合もありますので、お子さんを乗せる前にしっかりとチェックしておきましょう。

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タグ : 自転車 子供乗せ いつから 選び方
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