買い物中に子供が脱走したときの対応と、子連れ買い物のコツ

2019.09.02子どもとのお買い物Q&A
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買い物中の脱走対応と子連れ買い物のコツ
幼い子供を連れての買い物は、かなりの体力を消耗します。だからといって、子供を1人で留守番させるわけにはいかず、子供を連れて買い物に出掛ける方は多いはず。

0歳~2歳までの幼児であれば、抱っこしながら買い物ができるものの、3歳以上にもなれば子供の体重も重くなり、抱っこしながらの買い物は困難となります。そのため、ほとんどの方が手を引きながら、カートに乗せながら、もしくは誘導しながら買い物をするようになります。

買い物中、おとなしく付いてきてくれればよいものの、子供は必ずしもそうとは限りません。次第に落ち着きがなくなり、親の元から脱走してしまう場合もあります。

今回は、買い物中に子供が脱走してしまった場合の上手な対応と、子連れ買い物のコツについてご紹介します。

子供と買い物をするのは大変…

子供と買い物をするのは大変
子供と一緒に買い物をするのに疲れてしまう方は多いことと思いますが、ではなぜ子供との買い物を大変だと感じるのでしょうか。子供との買い物中のトラブルや気になることをまとめてみました。

子供が親元から脱走する

まずは、冒頭でもふれた「脱走」トラブルです。子供が退屈したり、いたずら心が募ったりした結果、親元から走り去っていってしまうことがあります。

脱走した子供を追いかけたり探したりするのは一苦労ですよね。体力的にも精神的にも大変疲れます。

追いかけていた時間の分だけ買い物時間も長くなるので、帰りが遅くなってしまうのも困りものです。

子供からおねだりをされる

お菓子やジュースの陳列棚の近くを通ると「あれが欲しい!」「これ買って!」と、子供からおねだり攻撃を受けることがあります。

あまり子供に与えたくないものや家にあるものをおねだりされると、子供の手から商品を取り上げたりおねだりを却下したりしたくもなりますが、そうすると大泣きしたり大声で騒ぎ出したりすることも…。

周りの目が気になる

子供が親元から脱走して走り回っているときや、床に転がって大泣きしているときなど、どうしても周りの大人の目が気になってしまうもの。他の買い物客や店の従業員などから注目されてしまうと「子供の声がうるさいと思われているのではないか」「子供を泣かせているひどい親だと思われているのではないか」などと考えてしまいます。実際にそのような言葉を投げかけられた経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

何も起きていなくても、周りに迷惑をかけないようにと気を使っていると、それだけで疲れてきてしまうものです。

このような周りの目が気になるため、子供との買い物が大変だと感じる方も多いことでしょう。

買い物中の子供の脱走パターン

買い物中の子供の脱走
買い物中の子供の脱走には、いくつかのパターンがあります。そのパターンとは、主に3つ。「カートを押しながら脱走するパターン」と「カートには乗るが数分で脱走するパターン」、そして、「目を離した隙にいなくなるパターン」です。

カートを押しながら脱走されてしまうと、前方がよく見えないためにカートを周囲にぶつけて破損させてしまったり、人にぶつけてケガをさせたりしてしまう場合があるため注意が必要です。また、その他のパターンはカートを押しながら追いかけなくてはならないため、思うように追いかけることができず、周りのお客様の邪魔にもなってしまいます。

パターン別・子供の脱走への対応

子供の脱走への対応
無理に追いかけたり叱りつけたりしてしまうと子供の中で不満がたまり、どんどん逃げて離れていってしまう場合もあります。しかし、子供の脱走パターンに合わせて対応を変えることで、スムーズに買い物ができるようになります。

子供の脱走パターンに合わせた対応法は、以下の通りです。

カートを押しながら脱走するパターン

このパターンの子供は、「お店での自分なりの楽しみ方をすでに身に付けているのだ」と理解してあげることが大切です。

単に子供の行動を抑制してしまうと、子供の中で不満がたまり、脱走への気持ちに拍車をかけることにもなるため、まずは自由に遊ばせてあげるようにしましょう。しっかりと気持ちが発散できてから買い物に付き合わせることで、スムーズに買い物ができるようになります。

カートには乗るが、数分で脱走するパターン

このタイプの子供は、お店に来るとカートに乗ることを理解しています。それにもかかわらず、途中で脱走してしまうのは、買い物に目的が見いだせず、飽きてしまうから。まずは、カートにすすんで乗ることを褒めてあげ、次にこれから購入する食材などをゲーム感覚で予告してあげるようにしましょう。

また、子供の好きなものを持たせてあげたり、買い物にかける時間をはっきりと提示してあげたりするのも飽きさせないコツとなります。

目を離した隙にいなくなるパターン

このタイプは、「諦め」が肝心です。このタイプの子供は「買い物の手順」や「買い物の意味」を理解できていない場合が多く、理解力も未発達であるためいくら説明してもあまり意味がありません。買い物中は、誰かに見てもらうようにしましょう。

子供の脱走パターンに合わせて上手に対応し、買い物をスムーズに行いましょう。

子供の脱走を防ぐ!子連れ買い物のコツ

ここでは、子連れ買い物のコツを3つご紹介します。

事前に買うものリストを作って無駄なく回る

買うものリスト
買い物が長時間になってしまうと、どうしても子供は飽きてしまうもの。子連れ買い物をスムーズに済ませるためには、買い物へ行く前に買うものリストを作っておくことで買い忘れを防ぎ、買い物を短時間で済ませることが大切です。
手書きのメモでも良いですし、スマホのメモ機能やアプリを活用するのも良いでしょう。

子乗せカートやお手伝いカートを利用する

子供と手をつないで歩いているだけだと、脱走されやすくなってしまいます。キャラクターや動物などが描かれている子供用カートや、子供の背丈に合わせて作られているお手伝いカートなどを利用することで、子供が脱走しにくくなります。

子供に買い物のお手伝いをお願いする

スーパーに買い物へ行くなら、食材がどこにあるか探すのをお願いしてみましょう。お手伝いをお願いすることで子供にも役割を与え、退屈を緩和させることができます。子供の特性に合わせて「ママのお手伝いをお願いしたい」と伝えるか「食材探しゲームしよう」と伝えるかなど、伝え方を工夫してみると良いでしょう。

買い物へ行く前に子供と話したいこと

買い物へ行く前に
子供は、目的も分からずに連れ回されていると感じると、退屈に思ってしまいます。「今日のお夕飯の材料を買いに行くよ」「少し寒くなってきたから、ママと〇〇ちゃんの冬のお洋服を買いに行こうね」などのように買い物へ行く理由・目的や、今日どんなものを買うのかを伝えると、何のために買い物へ行くのかが分かっているため退屈だと感じにくくなります。

具体的に「カレーライスを作るから、人参・じゃがいも・玉ねぎ・カレーのルーを買います」と伝えて子供に買うものを覚えさせ、買い物中に「あれ?今日何を買うんだったっけ?」と聞いてみるのもおすすめです。子供は自分が頼られていると感じて、うれしくなります。

まとめ

今回は、買い物中に子供が脱走したときの対応と、子連れ買い物のコツをご紹介しました。

買い物中に子供が脱走してしまうと、とても疲れますし時間もロスしてしまいます。買い物前にしっかり子供に買い物の目的や買うものなどを伝えた上で、買い物中にもお手伝いをしてもらうなどして子供が退屈しないように工夫をしてみましょう。

コツさえつかめば、子連れでも楽しく安全にお買い物をすることができます。ぜひいろいろな方法を試して、お子さんに合った方法を探してみてくださいね。

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タグ : 子ども 対策 ショッピング 対応 脱走
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