ガラス棚は安全?店舗事故を防ぐ対策とおしゃれに見せるディスプレイのコツ

2023.03.27店舗の安全管理
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店舗で商品をディスプレイする際のアイテムの1つ、ガラス棚。透明感がありおしゃれに見えるものの、安全面ではどうなのか、破損してしまうのでは、と気になっている方もいることでしょう。

今回は、店舗でガラス棚を使用する際の事故防止対策と、おしゃれなディスプレイのコツについてご紹介します。

 

ガラス棚を店舗ディスプレイに使用するメリット

商品を陳列する際、使用する棚の素材にはさまざまなものがあります。木製やスチール製などの棚も多く見られますが、ガラス棚を選択する場合のメリットについて考えていきましょう。

 

【ガラス棚のメリット・1】インテリア性

ガラス素材を選ぶメリットとして、インテリア性の高さが挙げられます。上質で高級感があり、店舗の雰囲気をワンランク上に見せてくれます。アパレルや美容系をはじめ、サービス業全般などでもよく利用されています。

 

使用している棚がおしゃれだと、そこにディスプレイした商品も見栄えがさらに良く映ります。透明で棚の中身が見えるからこそ、ディスプレイに変化を与えられます。そのときどきで変わった雰囲気を演出でき、お客様を飽きさせることがありません。

 

【ガラス棚のメリット・2】透明度が高く、圧迫感がない

ガラス素材なので透明度が高く、圧迫した印象を与えないこともガラス棚を使用するメリットです。例えば、扉や棚板すべてがガラス製のものを選べば、ディスプレイしている商品だけが浮かび上がるように目立って見え、商品そのものの存在感が増すよう演出してくれます。

 

また、前面からだけでなくどこから見ても中に置いてあるものが見えるため、ディスプレイに工夫を凝らす楽しみも増すでしょう。シーズンごとや曜日ごとに置くものを変えるなど、戦略的なディスプレイも可能です。重厚感よりも高級感を印象づけてくれるのがガラス棚の強みでしょう。

 

【ガラス棚のメリット・3】他の素材と違って劣化しにくい

ガラスは経年劣化しにくいのもメリットの1つです。例えば、木製棚を長年使っていると日焼けで色が変化したり、鉄製の場合は、錆びたりなど経年劣化は避けられません。ガラス棚の場合は、こうしたリスクを気にすることなく使用できます。

 

ガラスは劣化しにくいため、頻繁に買い替える必要もありません。一度設置し、取り扱いに十分気をつければ、購入時の美しい状態を長く保つことが可能です。お気に入りの棚を長く活用することできるでしょう。

 

【ガラス棚のメリット・4】手入れが簡単

ガラス棚は水拭き、から拭き、どちらも可能であり、日々の手入れがとても簡単なのも魅力です。ちょっとした汚れなら簡単に拭いて落とせてしまいますし、ガラス棚によっては棚板を外して水洗いをすることもできます。

 

空いた時間に掃除をする際にも手間がかからず、しかも清潔感があるのもガラス棚の特徴です。お客様が常に来店する状態にあって掃除が難しい店舗でも、清潔に保つことができるでしょう。ガラス棚を丁寧に磨けばさらに美しく輝き、空間を上品な雰囲気に整えてくれます。扉付きなら余計なほこりやゴミが入るのも防いでくれるので、より清潔に保てます。

 

店舗でガラス棚を使用する際の注意点

不特定多数のお客様が来店する店舗でガラス棚を使用する際には、安全対策としてさまざまな注意を払いたいものです。見た目だけで選んでしまうことのないようにしましょう。

 

例えば、通常のものより厚みが薄いようなガラス棚の場合、ちょっとした衝撃によって割れてしまう可能性があります。デザイン性を考慮するあまり、薄すぎるガラスを選ぶのはおすすめできません。店舗に訪れるお客様や用途などを踏まえてガラス棚を選ぶようにしましょう。

 

また、ガラスの上に乗せているものの重みで割れてしまう可能性もあります。ガラス棚は一般的な窓ガラスと異なり、少しヒビが入っているだけで突然割れてしまう危険性がある点にも注意が必要です。

 

この他に、ガラスが透明なために気付かずぶつかってしまうことがあります。特に子どもやお年寄りに多く見られるケースであり、ガラス棚をどこで使用するのか、場所を選ぶことが大切です。フチの色が明るい色のものを選ぶなど、壁や周囲と同化しすぎないようなものを選ぶと良いでしょう。

 

ガラス棚で起こりうる店舗での事故事例

店舗内でガラス棚を使用する場合、どのような事故が起こりうるのでしょうか。ここで、ガラス棚が原因で起こる事故事例について見ていきましょう。

 

【ガラス棚の事故事例・1】棚板の落下によるガラスの破損

ガラス棚に置いた商品の重みや、手などを添えた際の荷重により、棚板が跳ね上がってしまうことがあります。跳ね上がったことでガラス棚が落下し、ガラスの破損によって怪我をする可能性が考えられます

 

ガラスの破損により、破片が床に飛び散ることもあります。破片を片付ける際に怪我をする可能性もあるでしょう。ガラスの破損には十分な注意が必要です。

 

【ガラス棚の事故事例・2】ガラス棚への衝突による怪我

ガラス棚への衝突によって怪我をする可能性が考えられます。ガラス棚は、角が鋭利になっていることが多いです。ガラスのコーナー部分などにぶつかることで、手や足、額などに傷を負ってしまうことが考えられます。こうしたケースは、特に子どもが事故を起こしやすいでしょう。店舗内を走り回るなどして、起こりうる事故事例です。

 

ガラス素材は透明でスタイリッシュな半面、視界に入りにくく、ガラス棚とは気付かずにぶつかってしまうケースも少なくありません。すりガラスを使用するなど少しでも衝突しにくくする方法もありますが、怪我のないようさらなる対策が必要です。

 

店舗での事故を未然に防ぐためのガラス棚の安全対策

店舗内でガラス棚を使用する際、事故を起こさないためにも安全対策が必要です。どのような対策をしておくと良いのか、ここでは大きく2点挙げてご紹介します。

 

【ガラス棚の安全対策・1】割れにくいガラスの素材を選ぶ

ガラスは割れやすい素材のため、取り扱いに十分注意する必要があります。店舗内でガラスが割れるリスクを未然に防ぐには、強度の高いガラス素材を選ぶ、またはアクリル素材のものを選ぶのも良いでしょう。

 

この他には、ガラスが割れても飛び散らないようガラス飛散防止フィルムを貼って対策するのも1つの手段です。小さなお子様や高齢者などのお客様が多く来店する店舗では、特にこうした安全対策は必要でしょう。

 

【ガラス棚の安全対策・2】安全パーツを取り付ける

棚板のコーナー部分やエッジ部分などの鋭利になっている箇所をガードし、ぶつかっても怪我をしにくいよう対策しましょう。鋭利な部分をガードするためには、安全パーツを使用することがおすすめです。

 

例えば、鋭利な部分につけるガラスガードや、ガラス棚受けの先端を保護するブラケット先端保護キャップ、ガラス棚の跳ね上げを防止するガラス棚専用の棚板押さえなどがあります。

 

ガラス棚のガードをはじめ、安全パーツのカラーには透明色もあり、見た目にも影響がありません。過去にぶつかった衝撃などでガラスに欠けがあると、ちょっと触れただけでも破損、怪我につながる恐れがあります。お客様に安全な環境を提供するためにも、店舗内のガラス棚には安全パーツを取り付けましょう。

 

まとめ

ガラス棚は空間をスタイリッシュでおしゃれに演出できるアイテムの1つであり、うまく活用したいものです。棚板の落下や衝突などによる怪我を心配される方も少なくありませんが、対策を講じれば安全に使用することができます。

 

強度の高いガラス棚を使用したり安全パーツを取り付けたりして、安全対策を徹底しましょう。安全パーツには、棚板の跳ね上げ止めや、棚受けの先端ガードやガラス棚のガードなどがあります。使用するガラス棚に適したものを選び、設置しましょう。

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タグ : 安全 対策 ガラス おしゃれ
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