もたれる。手をつく。お客様の何気ない行動が生む危険事故とは

2016.06.02店舗内の危険事故
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お客様の何気ない行動が、思わぬ危険な事故を招くことがあります。

もたれる、手をつく、ぶつかる……買い物をしていて、ついついやってしまうこのような行動で、ディスプレイの棚やハンガー掛けが跳ね上がってしまうのです。

大きな事故に発展する危険もあるため、店舗側は十分な安全対策を行う必要があります。

お客様の何気ない行動で生まれる危険事故とは

一般的に、ディスプレイ棚やハンガー掛けに大きな力がかかることはあまりありません。

しかしお客様が買い物中に、ついうっかり棚やハンガー掛けにもたれかかったり手をついたりする可能性は十分にあります。店舗側はそれを想定して、しっかりとした安全対策を行う必要があります。

「つまずいてとっさに棚に手をついてしまった」、「商品を見ているうちについディスプレイにもたれかかってしまった」、「落として、かがんで立ち上がるときに頭をぶつけてしまった」といった、お客様の何気ない行動が、危険な事故につながってしまうこともあるのです。

ディスプレイの棚やハンガー掛けが予期せぬ力をかけられると、棚板やハンガー用パイプが衝撃で跳ね上がったり、ブラケットごとズレてしまったりすることがあります。

棚板・ハンガー用パイプの跳ね上げやズレは、商品や棚板が落下して大きな事故につながる原因となります。ワレモノ商品やガラス棚が割れてお客様が大きな怪我を負ってしまう可能性もあり、大変危険です。

目立たないけど重要!小さなパーツで事故を防止

ディスプレイ棚やハンガー掛けの跳ね上げやズレを防ぐには、跳ね上げ止めや抜け止めのアタッチメントをつけるといった安全対策が重要となります。

例えば通常の商品棚の場合は、跳ね上げ防止のパーツを取り付けることで、お客様がとっさに棚に手をついても動かないようにすることができます。棚を壁から突き出たブラケットが支えるようなディスプレイの場合は、ブラケットは先端に爪のついたものを使用することで、棚が前方にズレ落ちてしまうのを防ぎます。

跳ね上げ止めや抜け止めは、それぞれは小さくさり気ないパーツですが、棚板やハンガー用パイプをしっかりと固定してお客様の安全を守る大切なパーツです。さり気なく目立たないパーツですので、ディスプレイの美観を損ねることなく、しっかりとディスプレイの棚板やハンガー用パイプを固定することができます。

なお、ディスプレイ棚やハンガー掛けに跳ね上げ止めや抜け止めのパーツを取り付けたとしても、設置してそのまま放っておいてはいけません。長期間ディスプレイを使用していると、パーツが緩んでしまったりすることがあります。定期的にパーツが緩んでいないか、劣化していないかといった点検を行い、異常がないかを確認することが重要です。

こうした安全対策により、お客様がぶつかったりもたれかかったりといった衝撃はもちろん、地震などの災害時の揺れによるディスプレイ棚の落下を防ぎ、お客様の安全を守ることができます。

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タグ : スーパー 落下 衣料品 陳列棚 売場 ワレモノ 事故対策 地震
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