アパレルディスプレイの基本を解説!服や店内をより素敵に見せるには

2022.07.27店舗の安全管理
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アパレル販売の仕事の中でも、「ディスプレイ」は特に重要な意味を持っています。ディスプレイの良し悪しによって、ショップの前を歩く人が目を留めてくれるかどうかや、入店されたお客様に商品をご購入いただけるかどうかが変わってきます。

そこで今回は、アパレルショップにおけるディスプレイの基本や「売れるディスプレイ」の作り方を解説します。アパレルディスプレイについて一から知りたい方や、自店舗のディスプレイを見直したいとお考えの方は、ぜひご参考にしてください。

 

 

 

ディスプレイとは?

ディスプレイ(display)は、「展示」「陳列」などの意味を持つ英単語です。アパレル分野では、洋服やバッグ・帽子・アクセサリーなどの服飾雑貨の陳列や装飾のことを指します。

 

ディスプレイと似た言葉として「VMD」という言葉を聞く機会も多いことと思いますが、両者の違いは何なのでしょうか。

VMDはVisual Merchandising(ビジュアル・マーチャンダイジング)の略です。ビジュアルは「視覚的な」といった意味を持つ英単語で、マーチャンダイジングは「商品計画」などと訳され、商品の販売を効果的に行うための戦略や計画を意味します。

つまり、VMDは「店舗ディスプレイの工夫といった視覚的な要素によって商品の売り込みを行っていくこと」となります。「VMD」を実現するための手段の1つが「ディスプレイ」ということです。

 

ディスプレイの種類

ディスプレイをより良いものにするために、まずは基本的な構成の種類について押さえておきましょう。

 

三角構成

中心を高くして三角形に配置するディスプレイのことです。バランス良く見えるのがメリットで、ディスプレイの基本とされています。

 

リピート構成

同じパターンを繰り返して設置することで、連動性やリズム感を見る人に与えるディスプレイ方法です。デザインやカラーのバリエーションをアピールする演出として利用されます。

 

集中構成

1カ所に商品を集中して配置するディスプレイです。視線を集める効果が高く、商品の特徴を訴求しやすい構成です。

 

左右対称(シンメトリー)構成

什器や商品の配置を左右対称にするディスプレイ方法です。見た人に落ち着きと緊張感を与えることから、フォーマルな洋服や高級品などのディスプレイ向きの構成といえるでしょう。

 

左右非対称(アシンメトリー)構成

左右対称構成とは逆に、左右のバランスをわざと崩す陳列方法です。意外性のある構成のため、斬新なデザインの洋服や一点もののディスプレイによく用いられます。

 

アパレルディスプレイの基本のポイント

アパレルディスプレイの具体的な方法はブランドや店舗によって異なりますが、どのようなアパレルショップでも共通して意識したいポイントがいくつかあります。

 

清潔感と統一感を意識する

まず、お客様に楽しく、気持ち良くお買い物をしていただくために、店内は清潔感や統一感を意識することが大切です。きちんと清掃をして清潔が保たれていたとしても、雑然とした印象があるとお客様に不安を与えかねません。白や黒といったカラーを中心に、すっきりとした印象にまとめましょう。

 

ブランドの世界観やコンセプトを体現する

ディスプレイでブランドの世界観やコンセプトを表現することで、ショップ全体に統一感を持たせることができます。ディスプレイ什器のカラーをブランドロゴと同系色に揃えたり、観葉植物や小物などを置いたりといった演出を取り入れていきましょう。

 

フレキシブルなレイアウトが吉

ディスプレイは移動や組み換えがしやすいものを選ぶのがおすすめです。簡単にレイアウトを変えられるディスプレイ・什器は、季節の変化やセール開催時だけでなく、店舗の移転や縮小にも対応しやすいといえます。感染症や紛争などの影響で変化の激しい時代となっていることもあり、不測の事態に対応できるフレキシビリティも、ディスプレイにおいて重要になりつつあります。

 

売れるディスプレイのポイント

ディスプレイの大きな目的として、売上アップを掲げているショップも多いことと思います。ここでは、アパレルショップのディスプレイを「売れるディスプレイ」にするために意識したいポイントをご紹介します。

 

洋服と小物を合わせて提案

客単価アップを狙うため、洋服にバッグや帽子、靴、アクセサリーなどを合わせてコーディネート提案をしましょう。売上げ増を目指すだけでなく、お客様が着用イメージを膨らませやすくするという狙いもあります。

 

マネキンやトルソーでのコーディネートディスプレイはもちろん、ハンガーラックにフックパーツを組み合わせてバッグや帽子、アクセサリーを洋服と一緒にディスプレイしたり、棚板を組み合わせて靴を一緒にディスプレイしたりする方法もおすすめです。

 

小物や色使いで「季節感」を演出する

ファッションにおいて季節の変化は重要な要素です。ディスプレイにおいて、季節感の演出を重視しているショップも多いことでしょう。

商品ラインナップだけでなく、周囲に設置する装飾品でも春夏秋冬を演出します。季節の変わり目を視覚的に伝え、購買意欲を刺激しつつ、お買い物を目でも楽しんでいただく狙いがあります。

 

アパレル什器の「安全性」や「耐久性」も重要

ディスプレイの本来の目的は、お客様のお買い物体験をより良くすることです。万が一、店内で事故が起きてお客様に怪我をさせるようなことがあってはいけません。お客様にご迷惑をお掛けするだけでなく、イメージ低下による顧客離れにもつながってしまいます。

 

ディスプレイに使用するアパレル什器は、見た目や装飾性だけでなく安全性も重視して選びましょう。

また、長く使える頑丈な什器を使用することで、サビたり塗装が剥がれたりすることなく、美観性を保つことができます。安全性のほか、耐久性も重視することをおすすめします。

 

アパレルディスプレイには「flec」がおすすめ!

アパレルショップのディスプレイには、アパレル什器が欠かせません。ショップのコンセプトを表現できる見た目の美しさと、グラつかず長期間サビない安全性・耐久性を兼ね備えたアパレル什器をお探しのショップへおすすめしたいのが、弊社ロイヤルの「flec」です。

 

flecは、アパレルショップなどで洋服のディスプレイにお使いいただけるアパレルハンガー什器です。

さまざまなアパレル店でのディスプレイに対応できるよう、IHタイプ(インハンガータイプ)、OHタイプ(オーバーハングタイプ)、WHタイプ(ダブルハンガータイプ)、OLタイプ(オーバーレングタイプ)の4つの形状のハンガーラックをご用意しています。

カラーバリエーションは、マットなブラック(黒)と落ち着きのあるホワイト(白)を標準でご用意しているほか、ショップのイメージカラーや用途に合わせたカラーでのご注文も承っております。

 

ショップの雰囲気になじみながら商品を引き立てるルックスだけでなく、メイドインジャパン(日本製)の高い品質もflecの強みの1つ。横ブレやたわみが発生しにくいため、比較的重量のあるコート類やバッグのディスプレイも問題ありません。

壁面ディスプレイとは違い壁面工事などが不要で、組み立てが簡単な工具フリー仕様のため、什器の到着後すぐに設置できて移動も簡単。店舗間の移動も可能なので、フレキシブルにお使いいただけます。

 

また、拡張性の高さもflecの魅力の1つ。従来のロイヤルパーツを組み合わせることで、フェイスアウトディスプレイも可能となります。

flecに組み合わせるパーツ選びに迷う場合は、メールフォームやお電話にてご相談を承っております。ご検討段階でも大丈夫ですので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

ご相談・お問い合わせはこちらから

https://www.royal-co.net/inquiry/

 

まとめ

アパレルディスプレイでは、世界観やコンセプトを体現しブランディングをしながら、整然とした陳列や色の持つ清潔感などでお客様に安心感を与えることが、まず必要です。その上で、コーディネートや季節の先取りを提案し、売上増を狙っていきましょう。

 

ロイヤルの「flec」は、見た目のおしゃれさと安全性を兼ね備えたアパレル什器です。製品の特長やオプションパーツ、発注方法など、詳しくはこちらのページに記載しておりますので、ご興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

 

http://royal-co.net/flec/

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タグ : 基本 アパレル ディスプレイ
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