外で地震にあったらどうする?外出中の地震時にとるべき行動

2019.05.13子どもとのお買い物Q&A
Pocket

外で地震にあったらどうする?日常生活を送る上で、必要な食料品や衣料品。そんな食料品や衣料品などを購入するため、スーパーやショッピングモールなどに通う方はたくさんいます。

そんな買い物中に地震に遭遇した場合、あなたは的確な行動をとることができるでしょうか。買い物中に地震に遭遇したら、まずは何をすべきなのでしょう。

そこで今回は、買い物中に地震に遭遇したときにとるべき行動についてご紹介します。

外で地震にあったら、まずは冷静になることが大事

まずは冷静になることが大事スーパーやショッピングモールなどでの買い物中に地震に遭遇した場合、なによりも、まずは冷静になるよう心がけましょう。1人でもパニックを引き起こすと、それが周囲にも影響し、大きなパニック状態を招く恐れがあります。
居合わせた買い物客の多くがパニック状態になれば、その環境が二次災害の原因になる可能性もあります。パニックになった買い物客が押し合って将棋倒し状態になれば、けが人が出るかもしれませんし、避難経路の確保も難しくなります。避難経路の確保が難しくなれば、居合わせた方々の避難が遅れてしまうことにもつながります。
そうならないためにも、まずは一人ひとりが「冷静」になる必要があるのです。

近年建てられた大型ショッピングモールなどは、国の規制によって厳しい耐震基準が設けられています。そのため、建物が崩れてしまう心配はほとんどありません。
だから、無理に走って建物の外へ逃げるよりも、中にいる方が安全な場合もあります。そういったことも踏まえて、まずは冷静になり、落ち着いて周りの状況を見て、自分のとるべき行動を考えましょう。

もしも室内に留まったほうが良いのであれば、倒れてくるものやガラスなど、ものが落ちてくる恐れがない場所に避難するようにしましょう。天井から照明が落ちてくる可能性が高い吹き抜け部分などは、避難場所としては適していないという意見もあります。
しかし、ベストな避難場所はスーパーやモールによって異なるので、スタッフの指示に冷静に耳を傾け、適切な経路を辿って避難をするようにしましょう。

なお、防災対策をしっかりとしているお店では、きちんと避難経路を確保していることもあります。決してパニックにならず、現場責任者の方の助言に従いましょう。

子ども連れの場合は、子どもの安全を優先して行動を

子ども連れの場合は、子どもの安全を優先して行動をスーパーやショッピングモールなどで買い物をする際に、子どもを連れて行く方もいるかと思います。そのようときに地震が起きてしまったら、真っ先に子どもの安全を確保するようにしましょう。
特に幼い子どもを連れている場合は、しっかりと子どもを抱き寄せ上から覆いかぶさり、子どもを落下物や不安などから守ってあげましょう。避難経路を歩む際も、子どもが怪我をしないよう、細心の注意を払ってあげてください。

大人でも「恐い」と感じる地震は、子どもにとってはトラウマにつながる「恐怖」となります。その恐怖心を少しでも和らげてあげるには、まずは大人がしっかりとしておかなければなりません。
スーパーやショッピングモールなどで買い物をしているときに地震が起きてしまった際には、できるだけ冷静さを保ち、子どもをしっかりと抱きしめ、少しでも子どもの恐怖心を和らげてあげましょう。

【売場】で地震にあったときにとるべき行動

【売場】で地震にあったときにとるべき行動バッグなどで頭を保護する
揺れが激しく、商品や照明が落下してくる危険性がある場合は、まず頭を守ることが大切です。持っているバッグや買い物かご、上着などを使って、頭を保護しましょう。

商品棚から離れた場所へ移動する

頭を保護しながら、商品棚やショーケースなどの倒れてくる危険性のあるものやガラス扉、売場表示の看板などから離れ、エレベーターホールなどの広い空間へ移動します。

揺れが収まったらスタッフや警備員の指示に従って避難する

揺れが収まったら、避難を開始します。このとき、スタッフや警備員が指示を出している場合はそれに従ってください。

避難をする際も頭は保護し、もしも火災が発生している場合はハンカチなどで口を抑えると良いでしょう。

慌てて出口へ向かったりエレベーターに乗ったりするのはNG

屋内にいると危険だと思い、急いで出口へ向かって走ったり、「上の階にいると逃げ遅れるかもしれない」などと思いエレベーターで1階へ向かったりといった行動はかえって危険です。

出口付近に買い物客が殺到してパニックになる恐れがあるほか、出口へ向かう途中で商品棚が倒れてきて動けなくなってしまったり、割れたガラスで足を切るなどのケガをしてしまったりする可能性があります。エレベーターは揺れが収まった後でも、正常に作動しなくなる危険性があります。

地震の最中は安全な場所で待機し、揺れが収まったらスタッフや警備員からの指示に従って避難しましょう。

【エレベーター】で地震にあったときにとるべき行動

扉が開いているならすぐにエレベーターから出る

地震時にエレベーターの中にいると、閉じ込められる危険性があります。エレベーターに乗ろうとしているときや、他の乗客が乗り降りしているときに地震が起きた場合は、速やかに扉から出ましょう。

全ての階のボタンを押す

エレベーター稼働中に地震が起きた場合は、できるだけ早くエレベーターから出るために、まず行先階ボタンを全て押します。近年製造されたエレベーターなら揺れを感知すると近い階で停止するようになってはいますが、管制装置が付いていない場合や正常に作動しない場合も考えられるため、エレベーターが新しいものであっても行先階ボタンを押しましょう。

停止した階で降り、避難する

エレベーターが最寄りの階に停止して扉が開いたら、すぐに降ります。頭を保護するなどして、安全な場所へ避難してください。

中に閉じ込められたら非常ボタンやインターホンで連絡し、待機する

エレベーターが稼働中に停止してしまい、中に閉じ込められてしまった場合は、エレベーター内の非常ボタンや緊急用インターホンなどを使用し、外部へ連絡を取り救助を要請しましょう。

ただし、地震でエレベーターが途中停止した場合、他にも多くのエレベーターが同様に停止し閉じ込めが発生していると考えられます。すぐに救助に来てもらえるとは限らないため、体力を温存しながら待機しましょう。

【屋外】で地震にあったときにとるべき行動

【屋外】で地震にあったときにとるべき行動バッグなどで頭を保護する
繁華街や住宅街、スーパーの駐車場などの屋外で地震にあったら、まずは売場で地震にあったときと同様に頭を保護します。

建物や塀などから離れる

屋外でも、落下や倒壊の危険があるものから離れることが重要です。

建物や電柱のほか、繁華街は店の看板やガラス窓、住宅街はブロック塀やベランダの鉢植え、駐車場は案内看板や自動販売機などに注意してください。

揺れが収まったら公園や学校などに避難する

地震が収まったら、公園や学校などの安全な場所へ避難します。地震の規模が大きい場合は1人で自宅に戻るなどの行動は危険なため、避難先へ向かってください。

【地下街】で地震にあったときにとるべき行動

【地下街】で地震にあったときにとるべき行動バッグなどで頭を保護して揺れが収まるのを待つ
地下街でも、照明や看板などが落下してくる恐れがあります。まずは頭を保護して、揺れが収まるまでその場で待機してください。

地下ショッピングモールなどで地震にあった場合は、商品棚などがあるお店からは離れて待機します。

停電した場合は非常灯がつくのを待つ

地下街は停電すると真っ暗になってしまいます。スマートフォンのライトなどを頼りに避難するのは危険ですので、非常灯がつくのを待ったほうが良いでしょう。

壁づたいに歩いて非常口へ避難する

地下街には60mおきに非常口が設置されていますので、揺れが収まったら非常口へ向かいます。

近くの非常口に人が殺到している場合は、他の非常口へ向かったほうが良い場合もあります。落ち着いて周囲を見渡して、非常口のマークや誘導灯を探してください。

このとき、壁づたいに歩くと非常口にたどり着きやすいため、片手で壁にふれながら移動しましょう。

まとめ

外で地震にあったら、まずは心を落ち着けて、頭を保護することが大切です。近くに棚や塀などがある場合は距離を置いて待機し、揺れが収まったことを確認してから避難場所へ向かいましょう。

地震時にとるべき行動は、そのときいる場所や状況、一緒にいる人によっても異なります。さまざまなケースを想定して頭の中でシミュレーションを行い、有事に備えてくださいね。

高度な専門性と幅広い知識で商空間と住空間を演出

カタログダウンロード

タグ : 避難 子どもの安全 経路 買い物中に地震 子供と買い物
Pocket