陳列棚の転倒防止などの安全対策を実施しよう!

2023.07.24店舗の安全管理
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お店の商品を魅力的にディスプレイするには、陳列棚やフックなどの店舗什器が欠かせません。ただし、陳列棚を使用する際には安全対策が必要となります。

この記事では、店舗で使用する陳列棚について、転倒対策が必要な理由や転倒防止の具体的な方法などをご紹介します。商品のディスプレイなどに棚を活用しているお店の方は、ぜひチェックしてください。

 

陳列棚には転倒対策が必要!注意すべきシーンとは

陳列棚はどのような原因で転倒することが多いのでしょうか。ここでは、棚の転倒に注意すべき主な場面を2つご紹介します。

 

【棚の転倒に注意すべきシーン1】地震・水害などの災害

注意すべきシーンとしてまず挙げられるのが、地震発生時です。日本は地震大国とも呼ばれる通り、全国各地で地震が発生します。地震のほかにも、大雨や大規模台風、津波などで水害が発生した場合にも棚が転倒する恐れがあります。

地震の揺れや水流によって棚が倒れた場合、お客様や従業員が下敷きになるなどして怪我をする可能性があるだけでなく、倒れた棚によって通り道がふさがれ避難の遅れを招くリスクもあります。また、商品や棚の破損・汚損にもつながります。

 

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【棚の転倒に注意すべきシーン2】お客様の衝突

もう1つ棚の転倒リスクが懸念されるのが、お客様、特に小さな子どもによる棚への衝突です。
保護者と来店したお子様が退屈してしまい、お店の中を走り回ったりかくれんぼをしたりする様子を見たことのある方も多いことと思います。その最中に勢い余って棚やディスプレイ什器にぶつかってしまうことがあります。このような際に陳列棚に適切な安全対策が施されていないと、棚が転倒して大きな事故につながる可能性があるのです。もちろん、小さな子どもではなく大人でも、段差につまずいた・よそ見をしていた・他の人とぶつかったなどの場合に誤って棚に衝突してしまうことがあります。

このようなお客様の衝突による棚の転倒が発生してしまうと、たとえお客様側にも過失があったとしても店舗の評判に影響を及ぼします。多少の衝撃では倒れることのないよう、陳列棚を設置する際は可能な限りの安全対策を行なうべきだといえるでしょう。

 

陳列棚の転倒を防ぐ方法

陳列棚の転倒を防ぐためには、どのような方法をとれば良いのでしょうか。

 

陳列を工夫する

陳列棚の転倒を防ぐには、安全な陳列方法を知り、実践することが第一歩です。具体的には、以下のような点に注意して陳列を行いましょう。

 

・棚の耐荷重を厳守する

・棚の重心を下にするために重いものは下、軽いものを上に陳列する

・割れ物は高い位置への陳列を避ける

 

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固定具を正しく利用する

棚の固定具を利用するのも必要な対策の一つです。すでに行っている店舗がほとんどかとは思いますが、定期的に固定具がサビて劣化していたりネジが緩んでいたりしないかなどの確認を行なうことをおすすめします。具体的な方法は以下の通りです。

 

・棚を壁や天井に固定する

・棚に乗せるトルソーやボックスなどのディスプレイ用品を棚板に固定する

 

転倒の発生リスク要因を減らす

陳列棚への対策だけでなく、棚の転倒が発生するシーンの発生回数をできるだけ減らすような施策をすることも安全対策の一つです。具体的には、以下のような方法が考えられます。

 

・お子様連れのお客様のために店内にキッズスペースを設置する

・店内の段差をなくし、バリアフリー化する

・お客様同士の衝突を避けるため、棚の間隔を空ける、商品の積み上げをやめるなどして売り場内の見通しを良くする

 

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転倒だけじゃない!陳列棚に潜む危険とは

陳列棚の安全対策を考える際、注意すべきなのは棚の転倒だけではありません。ここでは、店舗の陳列棚で起こりうる事故やそれに対する対策をご紹介します。

 

棚やフック、棚受けなどへの衝突

陳列棚の棚板や棚受け、フックなどに、お客様が頭や体の一部をぶつけて怪我をされる可能性もあります。

棚板のコーナー(角の部分)やコバ面(板の切断面、側面)は90度のことが多く、尖って鋭利な状態となっていることも珍しくありません。棚板を支えるブラケット(棚受け)についても先端が棚板から飛び出している場合があり、衝突による事故の危険が考えられます。

また、フックについては先端部分に衝突したり、衣服に引っかかったりする恐れがあります。特におもちゃやキャラクター商品などの子どもの興味を引くものをフックで吊り下げ陳列する場合には、衝突の可能性が高く危険です。

 

これらの衝突事故対策としては以下のようなものがあります。

 

・棚板のコーナーやコバ面に保護ガードを装着する

・ブラケットに先端保護キャップを装着する

・フックに先端保護キャップを装着する

・先端部分がゴム製のフックに取り替える

・棚の周りをお子様が走っている場合には適宜見守りや注意誘導をするようスタッフに周知徹底する

 

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棚板が外れる、跳ね上がる

棚板の端にお客様が手を載せたり寄っかかったりした際に、棚板がグラグラしたり外れて落下したりして思わぬ事故につながることも。このような事象を、棚の跳ね上がりといいます。

跳ね上がりによって落下した棚板が当たって怪我をしたり、ガラスの棚板が落ちて割れた破片で怪我をしたりといった可能性があります。

 

棚板の跳ね上がり対策としては、以下のようなものがあります。

 

・棚板の長さに合ったブラケット(棚受け)を選ぶ

・跳ね上げ止めや棚押さえ、ガラス押さえなどの安全パーツを装着する

・ガラスの棚板に飛散防止フィルムなどを使用する

 

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まとめ:陳列棚の安全対策を万全にして安心を手に入れましょう

今回は陳列棚の安全対策について、詳しくご紹介しました。

棚の転倒防止のためには、安全パーツを装着するなどして転倒リスクをできる限り低減した上で、働くスタッフの意識向上が必須といえます。

お客様と従業員の安全を守るため、できる対策を一つひとつ実施していきましょう。

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タグ : 転倒 安全 対策 陳列
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